主に3つのエリア(製銑・製銑・製鋼)の設備メンテナンス工事を行っています。

製銑エリア(コークスエリア)

コークスを石炭に生成する設備です。
こちらでは主にコンプレッサーの定期点検、油圧装置のカップリング点検、各設備のCYL取替やモーター・ポンプの取替やオーバーホール(分解整備)を行っており、精密な技術が必要な作業を行っています。

製銑エリア(原料)

船で運ばれてきた鉄の原材料となる鉄鉱石・コークス・石灰石等を材料置場(ヤード)や高炉へとベルトコンベア(BC)で運ぶ設備です。

こちらでは主に、BCのフレーム補修やシュート・ホッパーの補修を電気溶接を使ってメンテナンスする作業を行っています。

電気溶接で補修するだけではなく、材料をふるいにかけるための装置の網取替を行ったり、緊張しているBCを緩ませるために、最大で20tもある重し(ウェイト)を吊上げ固定したり、高所な場所での作業では足場組立が必要になったりと、幅広い技術と経験が必要です。

メンテナンス工事の様子

製鋼エリア

製品として加工しやすくするために、転炉で精錬という工程を行い、不純物を除去して粘りのある鉄(この鉄を鋼と言います)を作る設備です。

こちらでは主に、炉に送るための水配管・ガス配管等の亀裂や破損などや、溶銑を入れる鍋の補修を定期的に電気溶接・ガス溶接を使用し、設備を健全な状態にすることをメインに行っています。

高所ではクレーンを用いて作業を行い、時には足場を組み作業に当たります。溶接だけではなく、玉掛作業や足場組み作業など幅広い知識と技術が求められます。